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FreeBSD 4.9-RELEASE Announcement

Date: Tue, 28 Oct 2003 23:19:08 -0800
From: "Murray Stokely" <murray@FreeBSD.org>
To: freebsd-announce@FreeBSD.org
Subject: FreeBSD 4.9-RELEASE is now available

FreeBSD 4.9-RELEASE の公開をお伝えできることを、とても嬉しく思います。 これは、FreeBSD -STABLE 開発ブランチからの最新リリースです。 2003 年 4 月に公開された FreeBSD 4.8-RELEASE 以降、 ベースシステムに含まれる数々のソフトウェアが若干更新され、 既知のセキュリティ上の弱点が修正されたほか、5.1 で追加された PAE (Page Address Extensions) 機能への対応が統合され、 PAE が利用できる i386 マシンで大容量メモリが使えるようになりました。

今回の FreeBSD リリースにおける新機能や既知の問題点の一覧は、 次の場所にあるリリースノートと正誤表 (errata list) をご覧ください。

http://www.FreeBSD.org/releases/4.9R/relnotes.html (英語)

http://www.FreeBSD.org/ja/releases/4.9R/relnotes.html (日本語)

http://www.FreeBSD.org/releases/4.9R/errata.html (英語)

http://www.FreeBSD.org/ja/releases/4.9R/errata.html (日本語)

このリリースには、6 月に公開された FreeBSD 5.1 に導入された新機能が すべて含まれているわけではありません。開発者のほとんどは FreeBSD 5.X ブランチの改良に力を注いでおり、FreeBSD 4.X のメジャーリリースは、 この 4.9 が最後となる予定です。セキュリティオフィサチームは、 従来からの方針にもとづいて、4.X ブランチの保守を継続しておこないます。 これ以降、セキュリティ上の弱点や影響の大きなバグ修正がおこなわれた場合には、 4.9.X リリースが公開されるかも知れません。

わたしたちは、すべてのユーザに FreeBSD 5.1、そして次回公開予定の FreeBSD 5.2 を使ってほしいと考えています。PAE 対応は 数カ月前に 4.X に 追加された機能であり、まだ広範囲の試験がおこなわれていませんので、 従来と同じ動作を望むユーザの多くは、5.X へ移行する時まで FreeBSD 4.8 を使うと良いでしょう。

FreeBSD 4.X と 5.0 の違いの詳細や、FreeBSD リリースエンジニアリング活動についての一般的な情報は、 次のページをご覧ください。

http://www.FreeBSD.org/releng/ (英語)

入手方法

FreeBSD 4.9-RELEASE は i386 と alpha アーキテクチャに対応しており、 起動フロッピを使ってネットワークから直接インストールしたり、 ローカルの NFS/FTP サーバを使ってコピーしたりすることができます。

わたしたちをサポートしてくれているベンダからメディアを購入し、 FreeBSD プロジェクトの支援を続けてくださるようお願いします。 以下の企業は FreeBSD の開発に多大な貢献をしてくださいました。

FreeBSD Mall, Inc. http://www.freebsdmall.com/
Daemon News http://www.bsdmall.com/freebsd1.html

各 CD または DVD セットには、i386 ("PC") アーキテクチャに対応した インストールキットや、アプリケーションパッケージが収録されています。 Ports Collection に含まれる ports をコンパイルするのに必要な distfile 集については、FreeBSD Toolkit という、 4 枚組 CD に含められなかった部分をすべて収録した 6 枚組 CD か DVD 版をご利用ください。

もしあなたが FreeBSD のメディアを買う余裕がなかったり、 布教活動に使いたいといった場合には、 ぜひとも ISO イメージをダウンロードしてください。 すべてのミラーサイトに巨大な ISO イメージが行き渡ることをお約束することはできませんが、 少なくとも以下のところから入手することが可能です。

さらに、FreeBSD は以下にあげる各国のミラーサイト: アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、ブルガリア、 カナダ、中国、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、 ドイツ、香港、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、日本、韓国、 リトアニア、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、 ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、スロバキア共和国、スロベニア、 スペイン、スウェーデン、台湾、タイ、ウクライナ、イギリスから、 anonymous FTP で入手することもできます。

マスタ FTP サイトの利用を試みる前に、まず、あなたの住んでいる地域にある 最寄りの FTP サイトの利用を試みてください。

ftp://ftp.<あなたの住んでいる地域>.FreeBSD.org/pub/FreeBSD

同じ地域にある他のミラーサイトには ftp2、ftp3 … という順に 名前がつけられています。

FreeBSD ミラーサイトに関する情報は、以下をご覧ください。

http://www.FreeBSD.org/doc/en_US.ISO8859-1/books/handbook/mirrors-ftp.html (英語)

http://www.FreeBSD.org/doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/mirrors-ftp.html (日本語)

FreeBSD のインストール手順は、ハンドブックの第 2 章をご覧ください。 そこには FreeBSD は初めて、というユーザ向けの完全なインストールガイドが 提供されています。オンライン版は以下の URL です。

http://www.FreeBSD.org/doc/en_US.ISO8859-1/books/handbook/install.html (英語)

http://www.FreeBSD.org/doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/install.html (日本語)

謝辞

FreeBSD 4.9 のリリースエンジニアリング活動は、 The FreeBSD Mall、Compaq、Yahoo!、Sentex Communications、NTT/Verio といった多くの企業に、機材やネットワークアクセス、人的資源、 資金などの支援を受けて行なわれました。

FreeBSD 4.9 のリリースエンジニアリングチームには、 わたし自身 (訳注: Murray Stokely 氏のこと) を含む次の人々が参加しました。

Scott Long <scottl@FreeBSD.org> リリースエンジニアリング担当
Bruce Mah <bmah@FreeBSD.org> リリースエンジニアリング、文書担当
Wilko Bulte <wilko@FreeBSD.org> リリースエンジニアリング、alpha 版構築作業担当
Robert Watson <rwatson@FreeBSD.org> リリースエンジニアリング、セキュリティ担当
John Baldwin <jhb@FreeBSD.org> リリースエンジニアリング担当
Mike Silbersack <silby@silby.com> PAE 機能試験担当
Luoqi Chen <luoqi@freebsd.org> PAE 機能統合担当
Joe Marcus Clarke <marcus@FreeBSD.org> package 構築、GNOME 担当
Kris Kennaway <kris@FreeBSD.org> package 構築担当
Will Andrews <will@FreeBSD.org> package 構築、KDE 担当

このリリースの公開を実現するために大変な作業をこなしてくれたみなさん、 どうもありがとうございました。 FreeBSD コミッター (committers@FreeBSD.org) のみなさん、バグ修正や新機能の提供、 提案という形で貢献してくださった世界中のたくさんの FreeBSD ユーザのみなさんに感謝したいと思います。 もしみなさんがいなければ、 リリースを公開することはできなかったでしょう。

Enjoy!

Murray Stokely
(For the FreeBSD Release Engineering Team)

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