2.14. システム運用

ブートストラップ機構はシステムを起動するために利用されます。 まず最初に、4.4BSD カーネルは CPU のメインメモリに読み込まれます。 カーネルが読み込まれると、 特定の状態へハードウェアを設定する初期化フェーズに移行します。 次に、カーネルは自動設定 (autoconfiguration) を行ないます。 これは CPU に接続された周辺機器の検出と設定を行なう過程です。 システムは最初、ディスクチェック、アカウント処理、 quota チェックを行なうスタートアップスクリプトを シングルユーザモードで実行します。 スタートアップスクリプトは最後に一般的に利用されるシステムサービス群を起動し、 システムを完全なマルチユーザモードに移行させます。

マルチユーザモードでは、プロセスが ユーザがアクセスできるように設定された端末回線や ネットワークポート上でのログイン要求を待ちます。 ログイン要求が検出されるとログインプロセスが生成され、 ユーザの確認処理が行われます。 そしてユーザの確認処理が成功すると、 そのユーザに対して、 他のプロセスを実行できるようにするためのログインシェルが生成されます。

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