MythTV はオープンソースの PVR ソフトウェアプロジェクトです。
このアプリケーションは、たくさんのアプリケーションやライブラリに依存するため、 Linux® の世界ではインストールが難しいアプリケーションとして認識されています。 FreeBSD ports システムは、インストールのほとんどのプロセスを自動化しますが、 ある部分は手動で設定しなければなりません。 この章は、MythTV の設定を助けるためのガイドです。
MythTV は、エンコーダやチューナなどのビデオ入力デバイスへのアクセスに V4L を用いるように設計されています。 現時点では、multimedia/webcamd によりサポートされている USB DVB-S/C/T カードにおいて最もよく動作します。 なぜならば、webcamd は、V4L ユーザランドアプリケーションを提供するためです。 webcamd に対応している DVB カードは、MythTV で動作するはずです。 動作することが知られているカードの一覧が ここ にあります。 Hauppauge カードもまた、 multimedia/pvr250 および multimedia/pvrxxx package として利用可能ですが、 標準的ではないドライバのインタフェースを提供しており、 0.23 より後の MythTV では動作しません。
HTPC は、DVB ドライバのすべての一覧を提供しています。
MythTV は、柔軟で、モジュール化されており、 異なるコンピュータでフロントエンドとバックエンドを利用できます。
フロントエンドとしては x11/xorg の X サーバとともに multimedia/mythtv-frontend が必要です。 フロントエンドコンピュータは、XvMC に対応しているビデオカードを持ち、オプションとして、LIRC 互換のリモートコントローラを持っていることが理想的です。
バックエンドでは、MySQL™ データベースとともに multimedia/mythtv が必要です。 オプションで、録音のためにはチューナ、ストレージが必要です。 MySQL package は、multimedia/mythtv のインストール時に、 依存として自動的にインストールされます。
以下のステップで、MythTV をインストールしてください。 まず FreeBSD Ports Collection を用いて、 MythTV をインストールしてください。
# cd /usr/ports/multimedia/mythtv # make install
MythTV データベースを設定してください。
# mysql -uroot -p < /usr/local/share/mythtv/database/mc.sql
バックエンドを設定してください。
# mythtv-setup
バックエンドを起動してください。
# echo 'mythbackend_enable="YES"' >> /etc/rc.conf # service mythbackend start
本文書、および他の文書は ftp://ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/doc/ からダウンロードできます。
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